村竹

2021.12.13

刺激を受けた住宅建築

建築を勉強していく上で欠かせないのが、建築を『見ること』だと思います。

今はSNSが主流で色々な建物が見られる時代ですが、私が学生の頃はまだスマートフォンはなく、もちろんSNSなんて駆け出しのころで、そんなに盛んに発信されていませんでした。

 

そんな中で建築学生が一度は手にする『新建築』という雑誌があり、その中でも『住宅特集』というものがあります。

大学の課題をする参考になればと思い、軽い気持ちで手にしたのがきっかけでした。

 

パラパラとめくる中で一際目を引いた写真がありました。

 

セルスペースという設計事務所の早草睦恵さんの『120°の家』です。

 

それまで家の形はサザエさんの家のような三角屋根に総二階のイメージだったものが一気に覆りました。それと同時に家の自由度、可能性、唯一無二というものが強く意識されもしました。

それからは新刊が出るたびに図書館で借りては読んでを繰り返しました。

日本の建築家がどう考え、どう設計したのか少しずつですが触れていきました。

 

この頃から学生同士で『建築談義』が始まり、どの建築が好きとか、どの建築家がこう考えているなど、お互いに刺激しあうようになりました。

 

その話の中で出たのが海外の建築家です。

その中で私が最も刺激を受けたのがスティーヴンホールさんの『PLANAR HOUSE』です。

 

光をどう取り込むか、陰影をだす工夫など、家の形ではなく『空間構成』を意識して作られている住宅です。

 

それからは、内部の見え方、外と中の繋がりなど、意識を変えて勉強していくようになりました。

 

海外なので日本の耐震強度には対応していない分、建物の自由度は高いですが、考え方そのものは日本でもできるものじゃないかと思っています。

 

反映させるにはなかなか難しい内容ですが、可能性、唯一無二の点では叶えていけることはたくさんあると思います。

 

これから家を建てていく時に『こんな家に住みたい』『こんな家がいい』という想いの選択肢として少しでも勉強できていると夢のマイホームも実現しやすいです。

『自分の好きな建築』を一つでも知っておくこともおススメですね。