村竹

2022.09.28

体験、体感から思う自分の設計感

今回は今まで自分が見て聞いて感じたことから思う設計感をお話しさせてもらいます。

 

学生の時から今まで約17年間、雑誌を見たり実際に建物を見たりして思ったことが、ぱっと目につくいいなと思う建物はどこか主題がはっきりしています。まさにコンセプトが生きた建物ではないかと思っています。

 

先に挙げた平和記念資料館は原爆ドームから平和記念公園、資料館までを一本の線でつながる配置計画がなされ、その線から広がるようにランドスケープデザインが組み立てられています。

 

地中美術館は『建物全体が美術品』と言われ、美術作品にも負けない重厚感、空間づくりがなされています。

 

それら、コンセプト建築は細かい仕様(床に何を使っているか、手洗いは何を使っているかなど)よりは大枠の空間デザイン(視線の抜け、広がり、狭い、広いなど)を主に計画し、気持ちのいい場所を作る、建物用途に合った場所を作る、その後に建物仕様がついてくるように決まる、という流れになっているように思います。

 

学生時代の先生から教えていただいた言葉で今でも覚えているのですが、

 

“建物は『~したいから~のような建物を計画する』ではなくて、『この土地に~の建物をつくるなら、結果 ~ になった』というように自ずと形が出来てくる”

と教えていただいたことがあります。

 

まだまだ建築の『け』の字も知らないような人間の解釈が合っているかはわかりませんが、まさにコンセプトから自ずと形が作られていくということではないかと思っています。

 

このことから私が思う設計感として、その建物を建てて何をどうしたいのか、まずはコンセプトを考えてお家を計画してもらいたいということです。

 

例えば要望として

・4LDKの建物がいい

・LDKは20帖以上欲しい

など、この内容でも欲しいものは伝えることができます。ただ欲しいものは伝えられますが、細かいものが伝わりにくいのではないかと思います。

ユニクロに行って店員さんにTシャツがほしいのですが、と伝えるとどういったTシャツがほしいですか?何に合わせて着ますか?など質問が返ってきます。

 

それと同じで

 

・子供が何人いて将来的にどう使いたいからこの間取りがほしい

・20帖のLDKでキッチンから見渡せば家族の会話、そこにいることを感じたい、庭との一体感がほしい

 

など、実際に住むときにどういった生活のイメージがあるのかを想像してお家を購入する夢を膨らませてもらいたいです。

予算や土地の大きさなど全部を叶えることは難しいとは思います。

SNSである『これはやらないといけない』など他人の意見に流されるのではなく、自分のやりたいことを最大限叶えていけるものを叶えて夢の『マイホーム』を作っていただきたいと思います。

 

オンリーワンのコンセプトを持ったマイホームを作るお手伝いをさせてもらえればと思います。